2020年の振り返りと2021年の目標
今年は頑張った年でした。
一年を振り返ってみます。
そして、来年何をやっていきたいか考えてみます。
達成したこと
オンプレ Kubernetes の運用に少し慣れた
マネージド Kubernetes を使っていたころと比較して、少しばかりトラブルなどに遭遇したおかげで、
何がどこと繋がっているかといった全体像が見えて、なんとなく運用できるようになりました。
また、kubernetes/kubernetes のソースコードを読んで挙動を確認するようなことも抵抗なくできるようになったと思います。
AWS に慣れた
2019年まで、なんとなく一度も AWS に触れずに生きてきました。
2020年は、AWS をがっつり触る機会が多かったです。
そのため、ベーシックなコンポーネントは一通り使えるようになりました。
まだ IAM まわりは全然わからないため、精進です。
Kubernetes Operator が書けるようになった
まだまだ荒削りですが、動くものを書けるようになりました。やったね!
状態をうまく扱う部分がまだ未熟なので、複雑な状態を持つリソースをスマートに処理できるように鍛えていきたいです。
Terraform に慣れた
これも実は2020年に初めて触った技術でした。
もう手放せません。
今後は、メンテしやすく書ける技術を身につけていきたいですね。。。
上位職になった
10月からひとつ上の職位にクラスチェンジしました。
1月に「上位職に立候補しようと思っています!」と上長や同僚に宣言していましたが、無事野望を叶えることができました。(ペパボは上位職になりたい人が立候補し、評価を受ける形を取っている)
活躍の機会を与えてくださったり、サポートしてくださった周りの方々のおかげだと思っております。同じようにチャレンジしようとしている同僚たちに恩送りしていけたらと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
自宅サーバが強化された
x86 node * 3 + rpi master * 3 だよ!
しかもノードはフル10Gだよ!やったね!
達成できなかったこと
ネットワークレイヤにチャレンジ出来なかった
Cloud Router みたいな、スケールするネットワークアーキテクチャに興味があり、
パケットに近い部分でなにか作りたいなと思っていたのですが、手をつけられませんでした。
2021 年には何かしらやれたらいいなと思います。
カーネルレイヤにチャレンジできなかった
これも興味はあるができていない。。。
コンテナオーケストレーションをさらに有効に使うには、カーネルへのアタックは不可欠です。
来年こそはチャレンジしたいと思います。
2021年の目標
2021年は、大きく以下の2点を目標にしていきたいと思います。
- 今後10年の基礎になる揺るがない技術を吸収していくこと
- サービスの信頼性向上に係るあらゆる作業のコストをゼロに近づけること
今後10年の基礎になる揺るがない技術を吸収していくこと
2020年は、パブリッククラウドや DevOps など、応用と呼ぶ技術を使っていった年でした。
今自分に足りないものは、すべての基礎となる低レイヤの知識であると認識しています。
そのため、クラウドを構成する、さらに基礎の技術について磨いていきたいと思っています。
サービスの信頼性向上に係るあらゆる作業のコストをゼロに近づけること
サーバの増設や縮退によって行う可用性の担保やコスト最適化など、人間が考えないといけない面倒なことを全部自動化し、何も考えなくても高い可用性を維持できるような仕組みを作っていきます。
それにより、会社が運営するサービスの信頼性を原理的に向上させていきます。
2021 年に達成したいこと
以下、2021年に達成したと言いたいことを列挙します。
いくつできるかな?
- BGP Peering を張る
- スケールするネットワークの何かを作ってみる
- VM 基盤を設計、構築する
- 自分で手を加えたカーネルで Linux を動かしてみる
- ハードウェアエミュレータを作る
- 今仕事でやってるプロジェクトを完遂する
- マルチ k8s クラスタを透過的に管理できるような仕組みを作る
- 結構大きいカンファレンスのスピーカー枠で発表する
2021年の振り返りでいくつ達成できるか楽しみですね!